読後にモヤモヤする、なんともいえない後味の短編小説集!
寒風吹き荒れるサラリーマンの聖地新橋に全国各地から集まった五人のおじさん。彼らはネット上で知り合った自称『超能力者』ならぬ『超能力っぽい力がある人』だ。互いの悲哀を語り合い結束を固めていくおじさんたち。果たして、おじさんたちに未来はあるのか! いや、あるのか?(『月刊群雛』2015年04月号掲載『Xメン』)
紅葉が映える山間の風景を画用紙に描く葉山卓は、自分の技術が一向に上手にならないことに不安を感じるが、ナースの鈴木裕子からの励ましで描き続ける。しかし、結局はそれを活かすことなく、ある単調な作業場で働くことになる。そこで生活は保障されるのだが。(『月刊群雛』2015年01月号掲載『日本』)
●イラスト:しんいち(『月刊群雛』2014年07月号表紙イラスト担当)
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